【初心者向け】REITって何？不動産投資を身近にするメリット・デメリットを徹底解説！

「不動産投資って興味あるけど、何千万円も必要でしょ？」
「物件の管理とか大変そう…」

そう思っているあなた！
実は、もっと手軽に不動産に投資できる方法があるんです。それが「REIT」です。

今回は、投資初心者の方にも分かりやすくREITの仕組みと、そのメリット・デメリットを解説していきます。

REITとは、「Real Estate Investment Trust」の略で、「不動産投資信託」のことです。

簡単に言うと、投資家から集めたお金で、オフィスビルや商業施設、マンションなどの不動産をプロが購入・運用し、そこから得られる賃料収入や売却益を投資家に分配する仕組みの金融商品です。

「不動産を直接買う」のではなく、「不動産を運用する会社（投資法人）に投資する」イメージです。株式と同じように、証券取引所に上場しているので、少額から売買することができます。

REITには、不動産投資に興味があるけれど、なかなか手が出せないと感じている方にとって、嬉しいメリットがたくさんあります。

１．少額から不動産に投資できる！
通常の不動産投資は何千万円もの資金が必要ですが、REITなら数万円～数十万円から投資できます。気軽に不動産投資の世界に足を踏み入れられます。

２．プロが運用してくれるので手間いらず！
物件の選定、購入、賃貸管理、修繕など、不動産投資には様々な手間がかかりますが、REITではそれら全てを不動産のプロが行ってくれます。あなたは投資したら、あとは分配金を受け取るだけ！

３．分散投資でリスクを軽減できる！
一つのREIT銘柄の中に、複数の種類の不動産（オフィスビル、商業施設、ホテルなど）や、複数の地域の不動産が組み込まれていることが多いです。そのため、１つの物件に集中投資するよりもリスクを分散できます。

４．高い分配金（配当）が期待できる！
REITは、得られた利益の大部分（90%以上）を投資家に分配することで法人税が実質的に免除される仕組みになっています。そのため、株式と比較して高い分配金利回りが期待できる傾向にあります。

５．流動性が高く、売買しやすい！
REITは証券取引所に上場しているので、株式と同じようにいつでも売買が可能です。現物の不動産のように、買い手を探す手間や時間がかかりません。

もちろん、REITにも注意すべきデメリットがあります。

１．価格変動リスクがある
REITは株式と同様に証券市場で取引されるため、経済状況や不動産市況、金利の変動などによって価格が変動します。購入時より価格が下がると、元本割れしてしまう可能性もあります。

２．自然災害や事故のリスク
投資対象の不動産が、地震や火災などの自然災害や事故によって損傷した場合、物件の価値が下がり、賃料収入や売却益に影響が出る可能性があります。

３．投資法人の倒産・上場廃止リスク
REITを運用している投資法人の経営状況が悪化すると、倒産したり、上場廃止になったりするリスクがあります。その場合、投資資金が戻ってこない可能性もゼロではありません。

４．節税メリットが少ない
現物の不動産投資と比べると、経費計上による節税メリットは少ないです。分配金や売却益には、他の金融商品と同様に約20%の税金がかかります（NISA口座を利用すれば非課税にできます）。

５．レバレッジをかけにくい
現物の不動産投資では、ローンを組んで自己資金以上の不動産に投資する「レバレッジ」を効かせることができますが、REITでは個人がローンを組んで投資することは一般的ではありません。

REITは、少額からプロに不動産投資をお任せでき、比較的高めの分配金が期待できる魅力的な投資商品です。しかし、価格変動や自然災害、運用法人のリスクも存在します。

ちなみに、私も株式銘柄のポートフォリオに積水ハウス・リート（3309）を加えています。より分散投資を意識し、不動産はさすがにイニシャルコストが高額なのでREITで分配金という名の家賃収入的なものをいただいています。

投資を始める際は、ご自身の投資目的やリスク許容度をよく考え、様々なREIT銘柄の中から、投資対象とする不動産の種類や地域、運用会社の財務状況などをしっかりと調べて選ぶことが大切です。

今回の記事が、あなたのREIT投資の第一歩となる手助けになれば幸いです！

次回は、REITの分配金に関する情報もお届けする予定なので、お楽しみに！

では、また

40代からの遊びとこれからの暮らし