ランニング開始から1か月
ランニングを始めて1ヶ月が経ちました。日々の記録を残すことで、モチベーションを維持し、習慣にしていきたいと考えています。
私が走り始めたのは、最近の運動不足と、年齢とともに体力が低下しているのではないかという漠然とした危機感からです。そんな折、読んだ本の中に、ランニングが脳を活性化させるという記述があり、あの村上春樹さんも20年以上も走り続けていると知り、少なからず影響を受けました。「健康寿命」という言葉もよく聞く昨今、将来ボケてしまわないためにも、やはり歩くことや走ることは継続すべきだと改めて感じています。
ヘビースモーカーだった過去と禁煙成功
実は、過去の私はヘビースモーカーで、毎日2箱近くたばこを吸っていました。ここだけの話ですが、喫煙を始めたのは高校生の頃だったと思います。それから約20年近く吸い続けていたので、当時の肺の状態は相当悪かったでしょう。
そんな重度の喫煙者だった私が、読書をきっかけに禁煙できたのです。それは、アレン・カー氏の著書「禁煙セラピー」でした。2000年代当時、私の会社には喫煙室があり、業務の合間にたばこを吸いに行くのが日常でした。そこでは、他愛のない雑談、いわゆる「タバコミュニケーション」を通じて、独自の人間関係を築いたり、有益な情報を交換したりすることもできました。
しかし、当時すでに世間では喫煙に対する風当たりが強くなり始めており、会社も社員の健康促進に力を入れ始めていました。そんな中、喫煙室にしれっと置かれていたのが、その「禁煙セラピー」だったのです。置いたのは、喫煙者の同僚でした。結局、喫煙者も心のどこかでたばこをやめたいと思っているんですよね。喫煙を推奨するような場所で、禁煙を促す本が置かれているのですから。
それまで、「禁煙パッチ」など様々な禁煙方法を試してきましたが、どれも長続きせず、何度も挫折感を味わってきました。「どうせこの本を読んでも同じだろう」と半ば諦めていましたが、読み終えた直後から、不思議とたばこを吸いたいと思わなくなったのです。本の内容も、1日で読み終えられるほどシンプルなもので、まさに狐につままれたような感覚でした。内容は、「たばこに時間を奪われているのはもったいない」といったことが繰り返し述べられていたと記憶しています。身体への害といった直接的な表現はなかったように思います。
特に印象に残っているのは、「最後の一服の儀式」についての記述です。「最後の一本は、しっかりと味わって吸いましょう」といった内容だったと記憶していますが、その本を読みながら吸った「セブンスター」が、私にとって本当に最後の一本となりました。
ランニングの現状とApple Watchの活用
さて、話をランニングに戻しましょう。
現在、週に2〜3回走っていますが、正直なところ、まだ身体への劇的な効果は感じていません。ただ、走り始めた当初は膝に痛みを感じることもありましたが、最近は慣れてきたのか、痛みはほとんどなくなりました。もしかしたら、少し走り方を変えたことも影響しているかもしれません。膝の外側に痛みがあったので、「ランナー膝」というものだったようです。地面を蹴る際に意識していた足の親指ではなく、小指側に意識をして走るようにしたところ、症状は改善しました。
Apple Watchで日々の記録が自動的に残るのは、自身の小さな変化を可視化できるため、モチベーション維持に本当に役立っています。走行距離はまだ5キロ程度ですが、徐々にタイムが縮まっていることや、「Vo2max(最大酸素摂取量)」の数値が着実に改善していることがデータとして示されるので、自分自身では大きな変化を感じていなくても、Apple Watchがしっかりと記録してくれているのがありがたいです。
実際の走った履歴を記載します。
